こんばんは。こもなです。
12月12日に今年の漢字が日本漢字能力検定協会から発表されましたね。
2022年は「戦」でした。
ロシア・ウクライナ問題やサッカーワールドカップの日本代表の戦いぶりなどが影響影響したみたいですね。
ちなみに過去の受賞は
2021年 「金」(東京オリンピック)
2020年 「密」(3密)
2019年 「令」(令和元年)
2018年 「災」(大規模自然災害)
などでした。
詳しく知りたい人は、日本漢字能力検定協会のサイトにアクセスしてみてください。
さて本題です。
現在高校3年生の皆さんは、共通テスト、大学入試に向けて必死に取り組んでいる最中だと思います。
だからこそ現高校1.2年生の皆さんにお伝えしたいことがあります。
それは漢字検定2級の取得です。
その理由を今からお伝えしたいと思います。
高校1.2年生が漢字検定2級を取得しておくべき3つの理由
- ① 共通テストの範囲を網羅してくれている
- ② 総合型選抜入試・学校推薦型入試で加点がある。
- ③ 高校の単位が増加(増単)される。(学校もある。)
① 共通テストの範囲を網羅してくれる。
これは前回記事【共通テストにむけてやるべき6つのこと】にも書きました。
共通テストの漢字、語彙の出題範囲は高校3年時までに習う範囲と決められています。
漢検の難易度としては
3級→中学卒業レベル
準2級→高校2年終了レベル
2級→高校卒業レベル
と設定されています。
つまり、2級を持っていると
共通テスト現代文→論理的文章→問1
は10点満点が取れるということですね。
また漢検2級の問題の中には、【熟語の構成】という問題もあります。
例えば
共通→共に通じる(前から後ろ)
問題→題を問う(後ろから前)
取得→取る・得る(並列)
など、熟語がどのように成り立っているかを考える問題です。
もうおわかりですよね。
そうです。漢文の読解に非常に役に立ちます。
・その漢字がそもそも持っている意味
・どの漢字がどこを修飾しているのか
を考えることは漢文のスムーズな読みにつながります。
現2年生は1年後の今頃、現1年生は2年後の今頃に
その努力が実感できると思います。
ぜひ取り組んでみてくださいね。
②総合型選抜入試・学校推薦型入試で加点がある。
漢検を評価・活用している大学・短期大学は650校近くあるということが、漢字検定協会の調べでわかっています。
大学・短大活用校検索ページ(日本漢字能力検定協会ページ)
調査書や志願理由書で、考慮・加味するという学校もありますし、
有名なところでは
兵庫県にある神戸学院大学さんが
学校推薦型選抜入試で
漢検2級を持っていたら
10点加算すると明記しています。
(準2級でも5点加算)
試験を受ける前にすでに得点がもらえるということです。
取っておかない手はないですね。
またなぜ、この時期に勧めるかというと
漢字検定の受検チャンスは年に3回(6月・10月・2月)しかありません。
高校3年生になってから取得して、推薦入試や総合型で活用しようと考えても
6月の1度しかチャンスがないわけです。
つまり6月の試験に落ちてしまうと、推薦入試では使えないということです。
(10月試験では出願のタイミングで合否判定が出ていないため)
しかし、今のタイミングから始めると1年生では5回・2年生でも2回
チャンスがあります。
早いうちに取得して、直前はしっかり入試対策をして、合格を勝ち取る
というプランを立ててみてはいかがでしょうか。
余談ですが、
英検や数検も加点対象になる学校が多数あります。ぜひ調べてみてくださいね。
③ 高校の単位が増加(増単)される。(学校もある。)
こもなの母校では
漢検2級をもっていると
【国語総合】
(現在は「現代の国語」と「言語文化」というカリキュラムに変わっています)
という単位が1単位増える
という決まりがありました。
直接何かに影響するわけではないのですが、
・推薦書や調査書で他の生徒より1単位多いと表記してもらえたり、(役に立つかも)
・学内優秀者としてのリストに上がってきたり、
・別の教科で単位を落とした場合に補えたり(他の教科も頑張ってください)
と、様々なメリットが考えられるわけですね。
このように漢字検定は確実に【取っといた方が良い資格】に含まれると、
こもなは考えています。
高校1.2年生の皆さん、この機に受験を考えてみてはいかがでしょうか?
受験にフライングはありません。早く動いた者勝ちですよ!!
それでは、また!